夜の新世界

実は二代目の通天閣

パリ

パリの凱旋門とエッフェル塔を合体させた通天閣が建てられたのは1912年(明治45年)7月のこと。しかし現在の通天閣はどうもエッフェル塔などとは違うような印象を受けますよね。そう、現存している通天閣は、実は2代目なんです。 初代の通天閣はどうしたのかというと…1943年(昭和18年)1月、すぐ近くにあった映画館の火災のせいで、脚部が加熱されて強度不足になってしまい、ちょうど太平洋戦争中であったことから通天閣は解体され、その鉄材は軍需資材として提供されたそうです。壊れてしまったという訳ではなかったんですね。 なくなってしまった初代通天閣ですが、1953年ごろ地元の人々の中から通天閣の再建話が持ち上がり、"通天閣再建委員会"がつくられた。初代が立っていた場所には民家が建っていたので少しずらした公園に建てられることになった。しかし建設会社と予算面での相談が上手くいかなかったり、工事途中で事務所スペースをつけ忘れていたことに気付いて急きょ中2階を付け足すことになったり、資金が足りずに借金をする羽目になったり、"通天閣株式会社"と登記をしようとしたら他の人にもう使われていて名前を変更せざるをえなかった…など波乱だらけではあったが無事に現在の二代目通天閣が完成したというわけです。 そんな色々あっただなんて思いもしませんでしたね。ご苦労様でした。完成してよかった!